アロマセラピストについて考えると
アロマセラピスト
精油の専門知識に加え、解剖生理学や皮膚科学に関する知識、トリートメント技術などを習得し、ボディおよびフェイスへのアロマテラピートリートメントやコンサルテーションを提供できる専門人材です。 参照) (公社)日本アロマ環境協会
それが全てであり、ヒトの体について学ぶ基本は概ね同じではあるけれど、按摩マッサージ師・鍼灸師、介護士、医者や看護士とは異なる存在です。
ベテランのセラピストさんでも、この境界を意識して活動出来ている人はどれだけいるのだろう?と思う時があります。
按摩マッサージ師・鍼灸師、介護士、医者や看護士、心理士などは専門性も高く、自身の役割を全うするのに精一杯なのが普通です。
彼らがアロマセラピストの資格を取ろうとも、自身の役割に加えてアロマセラピストの専門性を両立するのにはあまりにも時間が足らず至難です。だからこそ、アロマセラピストという1つのカテゴリが必要でもあります。
自身の役割に日々追われる按摩マッサージ師や鍼灸師、介護士、医者や看護士が目の前の相手に耳を傾けられない領域にアロマセラピストが必要とされて、活躍できる場がたくさん存在します。そのことを忘れずに、その専門性を高めることで彼らの分野との補完が成立し、アロマセラピーが補完療法としての地位を高められることと思います。逆にそれを怠れば、アロマセラピーがその地位を築くにはまだまだ時間がかかってしまうでしょう。