アロマセラピーとむくみ
アロマセラピーマガジン第2号は「アロマセラピーとむくみ」です。
アロマセラピーはむくみ対策にとても有効な自然療法。アロマセラピーを生活に上手に取り入れて、むくみとはさよなら!!、そして、スッキリ美脚で心ウキウキ、これからの季節を楽しみましょう(^^♪
◆日常で気をつけること
むくみは疾病が原因でなる場合がありますが、健康な方でも特に女性の多くの方はむくみで悩んでいます。
むくみはなぜ起こるのでしょうか?
通常、体内の動脈側の毛細血管から運ばれる酸素や栄養は体の組織細胞に供給されます。逆に、細胞で作られた二酸化炭
素や老廃物を含んだ組織液は静脈側の毛細血管やリンパ管を通って体内に運ばれます。この組織液が毛細血管やリンパ管へ向かわずに組織細胞に貯まったままになってしまう状態がむくみとされています。細胞で作られた二酸化炭素や老廃物を含んだ組織液を静脈側の毛細血管やリンパ管に上手に戻すには
脚の筋肉を動かすこと
呼吸によって組織液の循環を促すこと
食事への配慮
などに気を配ることが大切です。
・適度な運動(運動のし過ぎは逆効果です)
・リラックス(休日を楽しむ)
・塩分、アルコールを控えめにする
・海草、大豆、ほうれんそうなどカリウムが豊富な食材を取り入れると良いでしょう。
また、アロマトリートメントのように足首から心臓のほうへ向かって余分な水分を移動させるトリートメントはむくみ対策にはとっても有効です(^^)vトリートメントと精油(エッセンシャルオイル)の有効成分が尿の出を促し、余分な水分を体から排泄させてくれます。
一方、呼吸に着目すると、ヨガは筋肉運動だけでなく腹式呼吸を促すので、むくみ対策には大変おすすめですよ!!
※前夜21時以降に水分をとっていないのにも関わらず、むくむ場合は腎臓、心臓、肝臓などの病気が考えられると言われていますので、長時間むくみがとれない場合は、医師に早めに相談しましょう。
第5号 「精油物語~知られざる香りのみなもと~(DVD)」
☆バックナンバー☆
第4号 「アロマで花粉症対策」
第3号 「アロマセラピーで二日酔い対策」
第2号 「アロマセラピーとむくみ」
第1号 「アロマセラピーとインフルエンザ」
アロマセラピー マガジン
◆アロマセラピーでむくみなんてさよなら!!
むくみは組織液が組織細胞に貯留することで起きることを見てきました。そのため、むくみを解消したり未然に防ぐには、貯まってしまった組織液や水分を循環させたり体の外に排泄させること、血液の循環を促すことが必要になることが分かります。
アロマセラピーで使用する精油(エッセンシャルオイル)には、特に、鬱滞除去作用、利尿作用をもつ精油がむくみ対策には有効と考えられます。該当する精油(エッセンシャルオイル)は、レモン、グレープフルーツ、ジュニパー、サイプレス、ローズマリー、ゼラニウム、シダーウッドです。
注1:ローズマリーは高血圧、てんかん、妊婦の方は使用をお控えください。
注2:ジュニパーは妊婦、腎臓疾患者の方は使用をお控えください。
注3:ゼラニウム、シダーウッドは妊婦の方は使用をお控えください。
これら精油の使用方法は、
・アロマバス
・足浴
・アロマトリートメント
無理なく自分のペースで帰宅後や就寝前など、ご紹介するレシピを生活に取り入れてみて下さい。
◆ハーブティーを生活に取り入れる
むくみ対策におすすめなハーブはダンディライオン、メドウスイートです。ダンディライオンは根と葉がハーブティーとして使われ、どちらも強い利尿作用があるとされています。体内の余分な水分と塩分を排泄する効果があるので、むくみが気になる方は重宝します。メドウスイートでは利尿成分が水分、老廃物、尿酸の排泄を促します。体内を浄化する効果が高いので、肌をきれいにし、吹き出もの対策にも効果があるとされています。
※メドウスイートはアスピリンアレルギーの方、お子様のご使用は控えてください。
他、むくみ対策に良いとされるハーブは、ハイビスカス、バードック、ローズヒップ、また、ジュニパーベリー、ローズマリーは精油(エッセンシャルオイル)と同様にむくみ対策に有効なハーブです。
※ジュニパーベリーは妊娠中、腎障害の方は控えてください。
※ローズマリーは妊娠中、高血圧の方は控えてください。
レシピ1:アロマバス(全身浴)
天然塩 大さじ1杯にレモン1滴、ローズマリー1滴、サイプレス1滴
40~42℃の熱めのお湯に、このブレンドしたものをご使用ください。
※子供や敏感肌の方、妊娠6ヶ月以内、てんかん、
高血圧の方は使用しないでください。
レシピ2:足浴
バケツや足浴用のたらいにお湯をはり、精油3滴を入れて10~15分程、足を温めます。10分経たないうちにお湯の温度がぬるく感じたら、お湯を足して温度調整をしたり、足浴を終えると良いでしょう。特に、ジュニパー、レモン、サイプレスからお好きな精油を選び、合計滴数が3滴になるようにお湯に加えると良いです。例)レモン2滴+ジュニパー1滴など。
※精油を選ぶ際は注1~注3にご注意ください。
レシピ3:アロマトリートメント
精油3滴と植物油(ベースオイル)10mlとのブレンドオイルを使って下半身(足先~ふくらはぎ~太もも)をトリートメントします。足首の方からひざ、太ももの方に向かってトリートメントすると効果があがります。精油にレモン、グレープフルーツ、ジュニパーやサイプレスを選ぶと、特に良いでしょう。